退職して起業したら夢は叶うのか?何を目指して起業するか
- 2018/5/7
- 会社設立

「人に使われることに疲れた」、「時間を自由に使いたい」…そんな思いで起業をめざす方は多いのではないでしょうか。しかし、退職すると安定した給料はなくなり、不安定な生活になってしまうのが不安です。退職して起業すべきか悩むときに考えておきたいことをお話しましょう。
■起業をするなら準備したいこと
『ビジネスアイディアと事業計画』
どんなビジネスをやりたいのか、アイディアを実行させるために必要な条件を理解し、ハードルを超えていかなければなりません。必要機材や環境、人材をそろえる事ができるのか、そのための資金はどのように調達するのかなど事業計画を具体的に検討しておかなければなりません。市場調査も抜かり無く行いましょう。
『生活資金+事業資金』
収益が安定するまでは、個人の自由になるお金などごくわずかです。貯金を切り崩して生活することになるかも知れません。1年分の生活費を用意しておきましょう。また、事業についても3ヶ月~半年程度は基盤を築く期間ですから、収益を当てせず経営が成り立つよう、運転資金を確保しておきたいものです。
『人脈づくり』
もともとの人脈があるかで、事業を始めてすぐ仕事がもらえるか決まってきます。また、セミナーで知り合った人がビジネスパートナーになることもあるでしょう。人とつながる力を蓄えておきましょう。
■週末起業家からの退職というパターンも
いまの仕事がキツすぎて、早く独立したい…という方には厳しいかも知れませんが、週末に時間が取れるなら、『週末起業家』という選択もあります。
いきなり本職をやめてしまうのではなく、副業として週1~2日の稼働で事業を始めてみるのです。
・ブログやSNSの発信を充実させてコンサルタントとして独立
・アフィリエイト事業やウェブ運営
・週末営業のカフェ
・移動販売
・特技を生かしてた講師
本業を続けながら、起業を視野に入れて週末稼働する形なら、食べて行けるだけの収益がない期間の収入や社会保険が保証されます。うまく行けば、起業のための資金を貯めることもできます。
■背水の陣で望むならきっぱり退職
規模の大きなビジネスチャンスを狙っている場合や、すでにビジネスの下地ができているのなら、きっぱり退職して事業に専念するという道もあります。
ただ、収益がコンスタントに上がるまでは、睡眠時間を削ってでもやるべきことが終わらない、ブラック企業以上の労働時間になるかも知れませんし、必ず事業が成功する保証はありません。
しかし、がんばった分だけリターンに直結することも多く、やりがいや満足感は大きいものです。
“絶対成功させる!”と、もがきながら頑張るガッツにかかっているとも言えます。