目的に合わせた補助金はどうやって見つける?
- 2018/5/16
- 創業支援

創業の時には、たくさんの資金が必要になります。補助金を利用すると、キャッシュフローに余裕をもたせて事業を推進しやすく頼りになる存在です。目的に合う補助金に応募することが給付の確率アップには欠かせません。補助金の探し方についてお話しましょう。
■中小企業庁“ミラサポ”で検索する
中小企業庁では、中小企業や小規模事業者をサポートする公式サイト“ミラサポ”を公開しています。
『補助金・助成金ヘッドライン』として、新しい情報を検索できるページがあり、募集中の補助金事業を調べることが出来ます。
国の予算を財源とする補助金・助成金の特徴は…
<補助金>
経済産業省系の事業支援金。審査の上、採択された事業のみが交付を受けられる。難易度はやや高め。
<助成金>
厚生労働省系の事業支援金。雇用や労働環境整備の条件を満たしているときに申請・交付可能。事業予算内で受け付けられ、条件、提出書類に不備がなければ受けられるものが多い。
(参考)ミラサポ
https://www.mirasapo.jp/index.html
平成30年度予算「地域創造的起業補助金」の公募が、平成30年4月27日に開始されたことも取り上げられています。
これから従業員1名以上を雇い入れて、認定自治体での創業を考えているならチェックしましょう。
(参考)認定自治体
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/2016/160325ninteijichi.pdf
■東京都中小企業振興公社のサイトで調べる
都市によっては、振興公社や商工会議所など地域で募集されている補助金・助成金について告知しています。
東京の場合には、『東京都中小企業振興公社』のサイトがあります。
・グローバルニッチトップ助成事業及び知的財産関連事業
・インキュベーション施設運営計画認定事業、インキュベーション施設整備・運営費補助事業
・革新的サービスの事業化支援事業
…といった、事業目的を絞った助成金の説明会や募集案内の情報を得られます。
補助率や上限などが設けられていますが、比較的規模の大きな事業も含まれています。
創業・販路拡大・設備投資・製品開発の後押しを助成しています。
(参考)東京都中小企業振興公社
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/index.html
地方では、商工会議所、自治体、よろず支援拠点で相談してみましょう。
(参考)よろず支援拠点
https://www.mirasapo.jp/regionplatform/index.html
■民間のビジコンで資金・知名度アップ
ビジネスプランコンテストでは、投資家からの後ろ盾を得るチャンスが高まります。
・NCCベンチャーグランプリ(ニッセイキャピタル株式会社)
http://www.nissay-cap.co.jp/news/event/
・TOKYO STARTUP GATEWAY(NPO法人エティック)
https://tokyo-startup.jp/
・OVAL JAPAN(OVAL JAPAN)~学生対象
https://www.oval-japan-official.org/
・かわさき起業家オーディション(公益財団法人 川崎市産業振興財団)
http://www.kawasaki-net.ne.jp/bizidea/
賞金・補助金を狙うだけでなく、各分野の専門家や事業家とのつながりを得られるチャンスがあります。
お金だけでなく、名前を売って人脈づくりに生かしたいなら、ビジコン参加を検討するのも良いでしょう。